どうも、Tommy(@SitommyBlog)です。
Webデザインは、紙デザインとまた違った難しさがあり、そして面白さがあります。
どちらも同じ平面デザインでも、ユーザーが操作することを前提としたWebデザインでは単なる見た目のデザインではなくユーザーインターフェース(通称:UI)としての意識が非常に大事になります。
最近では、Z軸も考えたデザインを要求されることもでてきました。
紙デザインとの違いも紹介しつつ、UI/UXのデザインについても共有していきたいと思います。
紙とWebの違い
紙とWebでは、いろいろな点で違いが出てきます。
デザインをする上での違いは『縦横に可変する』という点です。
Webでは、デバイスがたくさんあり現在では、PC・タブレット・スマートフォンがありますよ。
今後また新たなデバイスが生まれてもおかしくありません。なので、多種多様な出力デバイスの『幅』を想定することが求められます。
また、横幅については画面比率の関係もあり制約がありますが、縦に関してはほぼ自由です。
紙の場合は、限られた紙面にたくさんの情報を収める必要があり苦労しますが、Webではそうではありません。
Webには『可変的制約』がある一方で、その礎には紙のグラフィックデザインと同様にグリッドレイアウトが存在します。
Webならではの最新の表現と、平面デザインの基礎であるグリッドデザインとが共生しているのもWebデザインの奥深さと面白さを感じます。
また、Webは公開してからでも何度も修正が可能です。
紙の場合は、印刷したら変更が出来ない緊張感はあると思います。その違いは大きいかもしれません。
だからといって、Webは緊張感がないってことではないです。誤ってデータを消してしまうと表示されなくなります。データをアップする際は、常に緊張感をもって作業しています。
UI/UXへのデザイン意識
昔のWebサイトというのは、印刷物の代わりに情報を掲載しておく場所としての役割でありそれ以上でもそれ以下でもなく、そこにユーザーという概念なんてほとんどありませんでした。
でも、技術の進歩によってWebに置ける表現が急速に広がり、スマートフォンの登場と利用率も高まったことで、コンテンツの閲覧やショッピングなど特定の目的を持ったユーザーが様々な環境でアクセスすることが増えてきました。
そういったユーザーに対して、以前のような単調で単純な情報を載せているだけの画面では対応出来ません。
そういったこともあり、近年ではユーザーのことも意識した『ユーザーインターフェース(通称:UI)』つまり、操作性などを重視することや、『ユーザーエクスペリエンス(通称:UX)』これは、ユーザーの感じる価値や満足度など体験を考慮することなどが、注目されるようになりました。
Webサイトの操作性つまりクリックしやすいことや、体験つまり心地よさが求められるようになってきています。
ページからページの遷移時にパッと切り替わるより、ヌルっと切り替わるなどの動きがあるとユーザーは心地よさを感じます。
また、読み込み時にアニメーションをつけることで、待機のストレスや離脱率なども緩和されます。
こういった知識もWebには必要となってきます。
紙デザイナーがWebに転職しても通用するか?
結論から言いますと、『通用します!』
全くデザインをやったことない人でも、Webデザイナーになった私からしたら、紙デザイナーが出来ないわけがないのです。
私の現場でも、元々紙デザイナーの方でWebに転職されてきた方がいました。
その人曰く初めは、「癖で指定した枠内でデザインを収めようとしてしまうことや、Webでは何が出来て何が出来ないのかがわからない、説明されてもいまいち理解出来なかった。」っと言ってました。
でも、やはりデザイナー歴があるので数ヶ月も経てばWebに対応されていました。
考え方は多少違いますが、デザインをするっという部分では同じだと言っていました。
ですので、紙デザイナーの方もWebに興味があるのであれば、転職を考えてみてはいかがでしょうか。
まとめ
デザインは、『使う人のことを考える』ことがとても重要です。
それは、紙でもWebでも同じです。
技術が進歩した今こそ、もっとよりユーザー視点のデザインが重要なのかもしれません。
Webデザインをする際は、『縦』『横』の可変を意識することがとても大事ですので、それを踏まえて是非チャレンジしてみてください。
私自身はWebデザインしか経験がないため、紙デザインの奥深さや面白さ、また苦労さも正直わからないところはあります。
今後、チャレンジできそうなら紙デザインも勉強したいと思っています。